”国家”公務員は地獄の入り口ー30代が感じた公務員の辞めたいリアル

エゾシカ

「優秀な人材は国家公務員になってほしい!」

という願望を込めて、地方公務員と比較して国家公務員の悪いところを、経験者目線で紹介します

 

こんにちは。

元国家公務員のエゾシカです。

「国家公務員か地方公務員か」そんな贅沢な悩みをもった人に是非とも読んでいただきたい。

この記事では、元公務員の経験者目線で、国家公務員の改善点を解説します。

他サイトとは違った視点や、実体験を活かした記事を意識しています。

 

システムが永遠に古い

 

公務員のお仕事は、起案と決裁というプロセスを主体にしています。

 

なにをするにも、まず”伺い”を立てます。これを起案と言います。

例えば、「〇〇あてにこんな通知(文書発行とか)をして良いですか?」ていう感じです。

それが関係職員に回っていき、最終的に課長や部長などが「良いよ」って承認します。これが決裁です。

 

で、この起案〜決裁をするためのシステムが2009年頃に運用が開始されました。

*全省庁共通一元的文書管理システム・・・GIMAって呼ばれてます。(通称:ジーマ。お酒だったらいんですけどね)

 

2019年度現在でも、あまり改善がなく、使いづらいため、結局紙で印刷したりしてます。。。

ということで、以下の記事は運用されている様々なシステム全般について記載します。

 

まず、背景色などの色使いの法則性がなく、気持ち悪く使いづらくデザイン。

画面の印象としてはWindows2000で趣味で作ったWEBサイトって感じです。

*本当は、画面を掲載したいくらいんですが・・・

 

画面の見づらさに拍車をかけるように、操作性も悪い。

いまどき、画像を登録する時の操作は、「ドラックアンドドロップで、つまんでヒョイ」っていう直感的操作が大概できない。

 

ファイルを添付するときは「添付」ってボタンを押して、

ウィンドウが出てきて、エクスプローラーで選択して添付するみたいな方法で、しかも複数選択できないのが当たり前になってる。

こんな感じのシステムがばっかりなんです。信じられます?

 

そして、バグる。

1時間かけて入力した内容が、一瞬で降りふりだしに戻ります。1日に何度も頻発します。

 

職場のPCには、強力な管理ソフトが入っているため、動きがカックカクだったのも原因だと思います。

キーボードで入力されてた文字列まで、監視されているので、バックスペースでたくさん削除すると、フリーズしてましたね。

とにかく、ふりだしに戻ったり、最低限の安定性がなく、PCに触れるがストレスフルでした。

 

 

ヘボいシステムが量産される原因

 

これには、公務員というか政府機関特有の原因があります。

 

 

「 エンジニアに公務員的マインドが感染する 」

 

 

これが原因です。

 

 

大規模なシステムを作成する際は、大手のNEC、NTTデータ、富士通が入札してきます。

*入札条件も厳しいので大手しか入れません。

 

 

そんな超大手がヘボいシステムを作るなんて、信じられないですよね?

 

ちゃんと理由があります。

 

  1.  官公庁向けのサービス提供は各メーカーの2軍で構成されている。
  2.  エンジニアが官公庁を舐めている(実際にエンジニアがはっきり言ってました)
  3.  契約時にすでに価格が決まっているため、エンジニアが頑張っても収益が増えない
  4.  そもそも素人の公務員が作った仕様書がヘボい。
  5.  素人の仕様書に合うようにされ作れば、エンジニア側の仕事は十分

 

私の解決策は2つだけ

*基本的にエンジニアには非がないという前提で考える。

 

  1.  「いい加減なものは納品したくない」とエンジニアに思ってもらうような、雰囲気(人間性)作り
  2.  契約以外のインセンティブを創造する。付加価値を作る

 

 

▷ 雰囲気作り

 

誰だって好きな人に、不味いものは食わせたくないですよね。

 

信頼している先輩や上司から頼まれた仕事は、

 

「やる気が込み上げてきて・・・相手が求めるものが何なのか、どうしたら喜んでくれるか」

 

自然と、こんなふうに思って作業をしているときってありませんか?

 

私は、「期待に応えたい」という単純な感情で、3ヶ月間、毎日12時まで残業をしていた時期もありました。

その時って全然辛くて、毎日充実してる実感を感じていました。

これを相手に与えてあげられるかどうかで、同じ金額と仕様書で雲泥の差がでるとう訳です。

 

 

▷ 付加価値の創出

 

例えば、システムの本体や液晶モニターなど、お客様の目につく箇所に制作会社のロゴを表示したいと提案する

提案しなくても、表示する会社もありますが、官庁側から提案するのがポイントです。

 

ここで「良いものは、より多くの人に知ってもらいたいので、本体に御社のロゴを表示させてください」

政府機関のシステムを提供していれば、相応の信頼広告に繋がることが付加価値です。

逆に、出来の悪いシステムは納品できないという心理も働くためかなり有効です。

 

政府機関は企業の斡旋行為が禁止されているため、広告的な表示はできませんが、製品本体のロゴマークは全ての既製品に表示されており、独自システムにおいても問題視されることはありませんので大丈夫です。

 

 

優秀な人材の確保」とはかけ離れた、客観的平等性を重視した採用試験

 

国家公務員になるには、人事院が行う公務員試験に合格したあと、各官庁の面接を受けて、やっと晴れて採用されます。

すなわち、国家公務員試験とは、官庁への面接権をゲットするための通過点ということです。

言い換えると、公務員試験に合格しても、必ず希望の官庁に入れるわけではありません。

 

問題点というのは、この公務員試験を行なっている「人事院」が省庁から独立している点です。

 

極端な例えですが、人事院は各官庁にどんな人材が入ろうが関係ないんです。

官庁から人事院に「よくこんな人を合格させたな!」って苦情を申し立てることはできません。

 

そのため、人事院は、規定の人数を決められたスケジュールで確保することが最優先事項になっています。

 

続き

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