こんにちは。
エゾシカです。
学力底辺な僕が、3ヶ月間で国家公務員と政令指定都市の一般職を1位*で合格した勉強方法を解説します。
特に、高校3年生から公務員を目指す方へ向けて書いています。
*面接等の2次試験の成績も含むかは不明
バカでもなれる
僕は、信号機が2個しかない。
超ど田舎の町(村)に生まれ、学力が育つことはなく。
名前を書けば入れる公立工業高校が最終学歴です。
中学校ではクラスの真ん中くらい。
高校でも、クラスの真ん中よりちょい上くらい。
そんなレベルです。
「今まで真面目に勉強したこがなかったし、テスト前は無意味な一夜漬けをして、ただ疲労していただけ」
「効率的な勉強の仕方も知らなかった」
そんな僕が、3ヶ月で国家公務員試験に合格した勉強法を解説します。
工業高校生は公務員になれ!
言い切ります。
下記の区分は、この勉強方法通りにやれば合格できます。
- 技術
- 農業土木
- 林業
比較的これらの試験区分が容易なのは
- 倍率が低い(工業高校生は就職狙いが多い)
- 公務員になろうと思って工業高校に入る生徒は極めて稀で、全体的に試験の点数が低い傾向
- 事務職は、一般知識の試験と、適正試験、論文試験があり、普通科進学校の生徒には到底敵わない
公務員予備校はこの方法でやってしまうと、半年以下で合格ラインに達してしまうため、収益性が確保できません。
そのため、1年かけて暗記系科目も隙間なく学習することになります。
30万程度の学費であれば、安心を買うと思えばお買い得ですが、興味もないし、役にも立たない知識習得に時間を費やすのはもったいないです。
公務員になることが目的の方は、ぜひこの方法をご覧いただければと思います。
捨てる問題ジャンル
基礎能力試験/一般知識のち以下のカテゴリ
暗記系は全て捨てます。
よほど好きでない限り、出題範囲も広く対策期間が短い場合は得点パフォーマンスが低いため全て捨てます。
- 政治
- 経済
- 社会
- 歴史
- 地理
- 国語
- 英語
これだけ捨てて良いです。一切勉強しなくて大丈夫です。
むしろ勉強するだけ合格が遠のきます。
重点的に練習するジャンル
専門試験と一般知識の推理系
- 専門試験全て
- 課題処理
- 数的推理
- 判断推理
捨て/重点の根拠
① 平均至上主義
採点方式が各試験書目毎で平均点と標準偏差から、標準点というのに変換します。すなわち、平均点数が低い一般知識は平均点を狙えば十分。
② 2倍の採点比率
専門試験は一般知識(基礎能力)の2倍の採点比率。
勉強の仕方/流れ
1 学校の教科書(無ければ2へ)
- 専門教科の授業に気合を入れる(日頃の心構え。時間を無駄にしない)
- 一般の専門教科向けの過去問テキストを1冊買う(まずは一冊だけ。教科書の雰囲気と似たものを選ぶ)
- 今までの学校のテスト用紙を見直す(あれば)特に、苦手なところと、問題数が多いところを重点的に復讐学校の先生は専門分野のなかで重要なことを知っています。実は、先生のテストってすごいんです。
- 専門科目の教科書の練習問題がすべて解けるレベルにする
- 並行して、市販の専門試験のテキストを解いていきます
- 専門試験と関係性のある数学&物理を補助的にやる
2 専門試験のテキスト
- 最初にザーっと目を通して、自信/得意な問題をピックアップ(付箋)
- 得意な問題・分野だけ徹底的にマスターする
- 苦手な部分は教科書から基礎を定着させる。テキストに教科書のページ数を書き込む
- これの繰り返し、ときどき得意な問題をやって休憩する。
3 数的推理のテキスト
- とにかくやる。経験値を徹底的に回収します。
- 質より量。だんだん、分かってきます。理想は一日20問くらい。
- 並行して専門科目の得意なところをやる。
4 模試を規定時間でやる
- 時間配分をつかむのが目的。
- 長考(体感で)した問題があれば、印をつけておき、長考の効果があったか評価します。これを毎回繰り返します。長考した問題の、正解率と消費時間を意識することにより、試験テクニックの向上レベルが把握できます。
5 過去問をひたすらやる。並行して模試と専門教科を復讐
- やる過去問は数的推理と専門試験のすべて
- 並行して、買ったテキストにある模試をすべてやります。
- さらに並行して、専門教科の苦手分野と得意分野をミックスして摘む
試験の時間配分のコツ
■共通事項
問題用紙に自己評価をつけながら解いていく
全く自信なし:× →見直ししない
再考する:△ → 優先的に見直し
自信あり:◯ → 選択誤りがないか見直し(時間があれば問題から再チェック)
■一般知識の攻略法
- 数的推理系から始める
- 簡単なものから解いていく、直感でわからないのは後回し
- 数的推理系を一巡したら、暗記系を裏技でとく
- 数的推理の”再考△”に区分した問題に補完する
- 数的推理の”自信あり◯”を見直す
- 暗記系を見直す
■専門試験の攻略法
- 得意なところからバンバンやります。苦手っぽい雰囲気を感じた瞬間飛ばす
- 解答が数字(計算系)のものからやる。(脳が疲れていないうちにやりきる)
- 文章系は読み込めば少ない集中力で解けるため、後に回す
- 一般知識は、数的推理系の分かるやつ→数学・物理→数的推理の余ったやつ→暗記系を裏技と直感で適当に解く(1問2分以内)
テキストの選び方
買うのは3種類。
- 数的推理
- 専門試験のテキスト
- 公務員試験の裏技大全
②メインの得点源の専門試験の基礎から応用までを定着させる
③一般知識の捨て教科を短時間でさばく
③の裏技大全は完全にテクニックものです。
最近は試験問題はこの裏技本対策を行なっているため、簡単には得点できません。
しかし、普通に問題なら、この裏技で正解が分かるのが自然。
”試験問題の方”がこの裏技対策をしているというのを逆手にとることにより、十分に使えます。
*エゾシカは捨て教科のうち半数を裏技で正解しています
(自慢ですが、一般知識の点数が事務区分の合格ラインまで達していました。)
オススメ書籍
1 数的推理/判断推理
・初級(高卒)の数的推理/判断推理の他、”資料解釈”に特化したテキスト
・数的推理をやりきったと感じたら、これがオススメ。
*資料解釈は出題数と得点パフォーマンスが低いため、まずは数的推理・判断推理を極めることを推奨します。
大手受験予備校を経て、1994年より、LEC東京リーガルマインド専任講師として、公務員試験数的処理の受験指導に当たる。独自の解法講義で人気を博し、多数の書籍を執筆した後、2008年に独立。現在、(株)畑中制作事務所及び(株)エクシア出版代表取締役として、執筆、編集、出版活動を行っている。
数的推理がみるみるわかる! 解法の玉手箱 改訂第2版 (公務員試験)
・数学の初歩から始まり、基礎から網羅的な問題パターンを誇る、オールラウンダー
・再現性が高く、分かりやすい解説
デメリット
・大卒レベルの問題も入っているため、余力があれば、初級をマスターしたあとに購入
専門試験の過去問テキスト
・最新の過去問が掲載されている
・式の変形過程が省かれていないため、解放の基礎が定着
・比較的町の書店でも手に入りやすいです
デメリット
・少し、誤記載が見受けられますが、知識習得には影響はないレベル
・全ての問題に対して丁寧な解説があるわけではないため、必要に応じて自分で調べる必要がある
・公務員試験の過去問集よりも、専門科目の理解度向上のため、基礎から完璧レベルまで習得できます。
・全般的な過去問より、就職試験用テキストの専門科目の得点パフォーマンスが高い
3 裏技大全
公務員試験マル秘裏ワザ大全【国家総合職・一般職/地方上級・中級用】2018年度版
・絶対に買ってください。
・文書理解などの暗記系科目の解答に時間を大幅に削減できる
・捨てジャンルの解答時間を削減することにより、数的推理に時間を割くことが目的
・前年度版でも内容は大きく変わらないため、中古でも大丈夫
*これだけでは、合格できませんが、これを習得することにより、この勉強法が成立する
*詳細は別の記事で解説します。
おわりに
短時間での勉強方法とテキストを紹介しました。
営利目的ではありませんので、エゾシカのリンクからではなく、実際に書店で手にとってみて決めてください。
書き込みやすい紙質、携帯性、文字の大きさ、フォントなど、ストレスなく取り組めるテキストをオススメします。
解説の理解のしやすさは個人差があるため、自分に合ったものを選んでください。
ご不明な点があれば、お気軽にお問い合わせください!
それでは、この記事の読者に役に立てることを願っています。
ヒグマ 「学力に自信がないけど、公務員になれるかな~」 「試験まで時間がないけど、勉強間に合うかな」 エゾシカ 僕みたいなバカでも、国家公務員試験に一発合格する秘訣を解説するよ。 […]